VAPEを嗜み日々是好日

私、ベイパーのダヴが個人運営していますVAPEブログです。MOD、アトマイザーに於いてはマスプロからハイエンドまで、そして様々なリキッド、その他VAPE用品について記事を書いています。ようこそ楽しくて美味しいVAPEの世界へ。

BaksLiquidLab. shirafu shirazu "STOUT" リキッドレビュー

はじめに

人にはそれぞれ"お気に入り"というものがあると思います。

例えばそれはお気に入りのお酒だったり、お気に入りのラーメン屋さんだったり、お気に入りの靴だったり、お気に入りの時計だったり、お気に入りのピアスだったり、お気に入りのアーティストだったり…。

そこには色々な経緯があってお気に入りになっていると思います。

大切な人からプレゼントしてもらったとか、憧れの人と同じものだったりとか、自分の感性とピッタリ一致していてこういうのを求めていたんだ…とか。

時が経ってそのお気に入りが変わらず自分の中に根強く残っているとそれは"思い入れ"に変わったりします。

ことVAPEのMODなどにしても思い入れのあるMODって手放せなかったりしますね。

私の場合リキッドにおいても例外ではありません。

お気に入りのリキッドはいくつもありますがその中でもひときわ思い入れの強いリキッドがあるんです。

BaksLiquidLab. のリキッドです。

私はこうしてレビュアーのような真似事をして色々なデバイスやリキッドのレビューもやらせていただいていますが、ことBaksLiquidLab. のリキッドに関してはレビューなどとはおこがましくて恐れ多いというくらい思い入れのあるリキッドなんです。

まあ、過去シリーズレビューしちゃってますけどね。

そのくらい思い入れのあるリキッドって事です。

さて、そんなBaksLiquidLab. のシリーズに新たな仲間が加わりました。

誤解を恐れず言うと恐らく今回のレビューはみなさんの参考にならないかもしれません。

はじめに言わせていただきますが思い切り贔屓目で書かせていただきます。

だって思い入れの強いお気に入りのリキッドなんだもん。

今度はSTOUT!

ところで皆さん、昔のレコードってご存知ですか?

A面とB面ってあって表面と裏面ひっくり返して聴けるんです。

シングル曲のレコードなら裏面にもう一曲別な曲があったりとか。

CDならカップリング曲とか言いますよね。

メインの曲とは別な曲。

ややもするとB面というのはおまけ的なイメージがありますがそうじゃないんですね。

ランキングに食い込むようなシングル曲でも実はB面に名曲が隠れていたりする時ってあるんです。

私にとっての"STOUT"はメインの曲を凌ぐ隠れたB面の名曲です。


さて、この"STOUT"という言葉が出てきましたが一体なんのことかわからない方もいらっしゃるかもしれません。

STOUT版と言った方が正しいかもしれません。

アップグレード版、もしくはサイドストーリー…そんなイメージで捉えていただくと良いかもしれませんね。

要はBaksLiquidLab.のリキッドのアップグレード版、スペシャル版、もしくは元は同じなんだけどちょっと味が違う版…。

みたいな感じですね。

現在このSTOUT版があるのはshirafu shirazu だけですね。

どういうことかと言いますと…実は以前にGotland PepparkakorのSTOUTもごく稀に製作者のoshinbaks氏より販売されていました。

今となっては非常に貴重なリキッドです。


STOUTは主観ですが…味は似て非なるもの。

いや、元は同じのはずなのでイメージでいうと味に深みが増してノーマル版とは趣きの異なる深い味わいのある世界。

そんな感じで私は捉えております。


例えていうならそうですね…バーボンウィスキーならデビルズカット(樽から抽出された悪魔の取り分)…

そうです。全くの私感で言わせていただきますと…ノーマル版が「天使の分け前」ならSTOUTは「悪魔の取り分」デビルズカットのイメージです。


さて、そんなshirafu shirazu STOUTを手に入れました!

3pcsさんというショップさんの2nd ANNIVERSARYで発売されました。

shirafu shirazu STOUT

•60ml
•made in japan
•2500円

ショップページより引用させていただきます。

shirafushirazuは柑橘系の鼻抜け、ブランデーとバニラカスタードのコクが特徴のフレーバーですが、shirafushirazu STOUTは柑橘系の香りを抜き、バニラカスタードが控えめになり、木を燃やした灰の香りがプラスされています。

灰の香りとは、木酢液に似た酸味のある香りです。
開封したては香りが強く、酸味とブランデーのコクが引き立ちます。
開封し少し時間を置く(スティープさせる)と、酸味が丸くなり、ブランデーが深さを増し、奥に隠れていたバニラカスタードやローストアーモンドがじわじわと染み出てきます。


通常のバージョンとはラベルが若干違います。
赤い筆記体英字でSTOUTと書かれています。

ただならぬオーラを感じますね。

赤い字でSTOUTという文字から察するに並々ならぬおしんさんの情熱がひしひしと伝わってきます。

私も心して吸わなければなりません。

吸ってみます

ところどころでどうしても通常版のshirafu shirazuと比較するような形になってしまいますことをお許しください。


•開封直後の香り…

非常に奥深い香りです。

それが何の香りとは表現するのがとても難しいのですが…通常のshirafushirazuはフルーティーな割と酸味の効いたツーンとしたブランデーの香りが際立つ香りでした。

こちらSTOUTはツーンとした感じはなくそこに黒糖を焦がしたような深い甘みと古い木の香りを第一印象として感じました。
既にマイルドな印象が強いです。

•吸ってみます。

•RDA 0.38Ω

一言で言うとコクのある甘みが増したブランデーと煙草感が渾然一体となった味です。

通常版の柑橘系のテイストが無いのか抑えられているのか分かりませんが…若干甘みのあるブランデーと煙草感が強い印象を受けました。

その煙草感とはショップ説明にありましたけど「灰」感です。

私はリキッドの1番美味しく感じるポイントは鼻抜けにあると思っています。

その鼻から抜ける際の煙草感が強すぎず、かと言ってしっかりスモーキーなテイストは感じられて煙草系のリキッドが好きな私にとってはど真ん中の味です。

これは絶妙なバランスですね。


美味しいとしか言いようがありません。

実はこれ、開封後スティープさせながら毎日吸っていました。

今日で既に2週間以上は経っています。

日に日に味が変化していくのが手に取るように分かりました。

まるで生きているかのようです。

最初は確かに若干の酸味とブランデーのアルコール感も感じられました。

しかしスティープさせるとそれらがうまく枠の中に収まってマイルドでコクのあるブランデーの甘みと優しい灰感に変わってきます。

そしてコクのある甘みが黒糖を焦がした様な深い甘みに感じます。

誤解されたく無いのですが甘ったるい甘みではなく「深い甘み」です。

そして同時に芳ばしさも感じられます。

どちらかというと煙草感、灰感が前面に出てきている複雑煙草系リキッドと言ってもいいかもしれません。

これはとんでもないリキッドですね。

私の中ではまさに「デビルズカット」です。

RDA 1.18Ω

抵抗値を上げて吸うとまた違った顔が出てきます。

少しのブランデー感と若干の酸味を強く感じます。

甘みもほどほどに感じられますがやはりスティープで日を追うごとにマイルドになっていく印象を受けました。

こちらの抵抗値では灰感は弱く感じられます。

どちらかというとフルーティーなブランデーのテイストの割合が強く感じます。

しかしやはりその奥にコクのある甘さがあります。

なんとも言いようが難しいのですがミルフィーユの様なイメージですね。

最初ブランデー→ほんの微量な煙草感→黒糖の様なしかしマイルドなコクのある甘み。

の順で鼻から抜けていきました。

イメージですよ?

そんな感じです。


どちらかというと私は0.4Ω前後で吸う方が自分のストライクゾーンのど真ん中にきますね。

皆さんそれぞれ自分のお好きなポイントを探して楽しまれるのが1番かと思います。

エピローグ

実はこのSTOUT、最初記事にするのを躊躇しました。

なぜかというと私にはとても表現するのが難しいリキッドだと思ったからです。

とにかく表現が難しいリキッドです。

BaksLiquidLab. のシリーズは全て表現するのがそもそも難しいんですけどね…。

そのくらい複雑でしかし勿論美味しくてでも優しい不思議なリキッドです。

おしんさんの底知れない熱い情熱と深い愛に満ちたリキッド。



BaksLiquidLab. シリーズのリキッドは私にとっては切っても切れない思い入れがあるリキッドです。

私はこれからも星飛雄馬のお姉ちゃんの様に木の陰からそっと見守っていきますね。


こちらで買いました。
3pcs-vape.com

近々全国のショップさんで販売される様です。


See You!!!

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